4. 追跡調査
4.1 目的
モヒラコハートの支援で研修を修了しても、地方の村で周辺環境を変えることは難しく、すぐに仕事を見つけたり、自分で商売を始めることもできません。だからと言って、研修で得た技術や知識を無駄にすることもできません。そこで、どういう支援をすれば、女性たちが技術を役立てることができるのか見極めるために調査をすることにしました。将来どんな活動を継続し、あるいは内容を変えていく必要があるのか、元受講生の女性たちにどんな追加支援が必要かを知るためにも、モヒラコハートにとってこの調査は重要でした。

4.2 調査対象
計26名のうち19名がすでに研修を終え、村に帰っています。以下の郡から調査対象を選びました。
ジャパ郡:ライ
[i]と孤児、各1名。
カトマンズ郡:障害者1名。
ドラカ郡:ブジェル、タマン各1名。タナフン郡:マガル1名。

4.3 調査方法
1) ナバジョティセンターとモヒラコハートにすでにある情報を再確認する。
2) 他のNGO、村落開発委員会を通じて、元受講生の近況について情報を得る。
3) 本人、家族、親戚、近隣住民らにインタビューをし、元受講生の変化の軌跡について尋ねる。
4) インタビューから得られた情報をもとに提案をする。


[i] ジャナジャティの中の民族。以下、ブジェル、タマン、マガルも同じ。